KPTと介護

KPTは業務の改善に役立ちます。
お互いの業務をシェアし、お互いを称賛する文化が育まれることにより、生産性向上に繋がります。

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KPTとは

KPTは、IT業界でよく使用される「振り返り」のフレームワークの一つです。
業務改善とチームビルディングを目的にしています。

IT業界以外でも徐々に浸透してきており、その効果の高さが伺えます。

介護業界では まだ利用されてないですが、介護業務と非常に相性の良いフレームワークです。
導入をすることで、お互いの業務をシェアし、お互いを称賛する文化が育まれるため、生産性向上に繋がります。

どんな施設に必要?

例えば
「管理職の人数が足りなくって 現場に目が届かない」
「問題の報告が遅い」
「AさんとBさんで 同じ業務量なのに 業務の質に大きな差がある」
といった 問題が発生している施設には KPTが向いています。

KPTでは 本来 マネージャーの仕事である
「課題発見」「ナレッジの共有」「改善策の発案」を
チームメンバー全員で行うため、これらの問題に対して効果的です。

介護業界は 慢性的な管理職不足が問題視されており、
多くの現場で同様の問題が発生しています。

例えば、フロアミーティングで 管理職員が課題を発見しても、
管理職員自身が 現場に出ていて、実際に課題解決への行動を起こすだけの余力がないことが往々にして 起きています。

この状況の改善のため、KPTを実施し、
管理職員だけの負担にせず、各メンバーと協力して「課題 vs チーム」で対応することで、組織の成長と 現場の働きやすさを促進します。

KPTの進め方

テーマの設定

1チーム3~6人程度のなかで、まず テーマを設定します。

テーマは「○月○日に開催したイベントについて」「夜勤との引き継ぎについて」「利用者さまの家族との関係について」など です。

特に「毎月恒例のイベント」や、「職員の多くが実施する 個々人で行う 定期的な日常業務(夜勤など)」をテーマとして設定すると 効果がすぐに現れやすいです。

テーマについて話し合う

Keep(成果が出ているので継続したほうが良いこと)

Problem(課題があり、改善が必要なこと)

Try(新しく取り組みたいこと)

の順に話し合いをします。
「KPT」のネーミングは それぞれの頭文字から呼ばれています。

それぞれに対して「ホワイトボード」と「付箋」を利用し、参加者全員で 発言しながら進めていきます。

KPTを上手く行う おすすめの方法

KPTは 議論が発散したり、Keepが中々 見つからなかったりと 上手く進まないことが多いです。

おすすめは ファシリテーターをつけて KPTをすすめることです。
ファシリテーターは 司会進行やセッティングなどを担当しますが、会議中に自分の意見を述べたりはしません。

中立の立場で 健全な議論を促進することが主な役割です。
発散した議論を区切ったり、Keepの出し方をアドバイスしたり、と
KPTを効果的にしていきます。

KaigoFIKAでは

我々、KaigoFIKAでは 講師が ファシリテーターを務めます。
介護の知識を持ち、我々 独自の研修プログラムを受講した 講師が伺います。

これは 単純なファシリテーターではなく、
新人職員にとって、安心できる先輩のようなファシリテーターが伺うことを意味します。

もし 普段の業務に不安を感じている、だけど、現場だけでの改善は難しい状況であれば、我々にお問い合わせください。

KaigoFIKAの初回研修は、無料で体験できます。